花巻温泉
ゆうべは花巻温泉で一泊した。
半年ほど前に行ったときは、あまりの混雑にチェックインまで1時間も待つ羽目になった。
今回も待たされることを想定し、その日仕事が休みだった妻に早めに行ってもらい
チェックインに待機してもらうことになっていた。
妻からラインに連絡が届いた。「待たずに済んだ。温泉に入りに行きます。」
この日もたくさんの人でほぼ満室だったが、早めに行ったおかげですんなり手続きできた模様。
県が実施している宿泊応援キャンペーンのおかげで安く宿泊できるが、
どこの温泉宿も人であふれている。
温泉宿というと、暑くて寝苦しいという印象を勝手に持っているが、
一晩中、窓を開けていたおかげで快適に眠ることができた。
私に輪をかけて暑がりな妻は、それでも暑かったらしく十分眠れなかったらしい。
釜石自動車道
今日は宿を出発し釜石市へ向かう。
東和から釜石自動車道に乗る。東和の町から案内板に従いインターチェンジに向かう。
しかし初めて通る道で、途中で行き先が不明になり同じところをウロウロした。
明らかに案内が不足しているので、早急に改善していただきたい。
釜石自動車道じたいは、ほとんどの区間が片道一車線ながら快適に走行することができた。
下道はかなり蛇行していることを考えると、とても運転が楽になる。
しかも東和から釜石まで無料で利用することができた。
制限速度は一部80km/hの部分があるが、大部分は70km/hだ。
しかし時折、60キロに満たない速度で走っている車両がいた。
非常に迷惑なので、そのくらいのスピードしか出せないのなら、黙って下道を使ってほしい。
釜石ラーメン
昼食は釜石ラーメンを食べることに決まっていた。
行先は、妻がリサーチしていた三重食堂か佐々木食堂。
現在地から近かった三重食堂を選んだ。
昭和の食堂そのままの店内に入ると、4人ほどが座れるカウンターに
テーブル席が2つ。2人用の小上りが席が2つという作りだった。
すでに7名ほどの客がいたが、待つことなく席に着くことができた。
先客の食べているものを横眼で眺めつつも、初体験の釜石ラーメンである。
基本は外せないと思い、二人ともラーメンを注文した。
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かなり細めの麵に透き通ったスープ。
あっさり、しかししっかり出汁の効いたスープに、よく絡む極細麺。
非常に満足できる味だった。
量は、一般の成人男性であれば足りなそうである。
普通盛りを頼んだが、小食の私でも大盛りを食べられそうであった。
心の復興ガラコンサート
今回の釜石は、妻の次女が出演するオーケストラのコンサートを聴くのが目的だ。
会場は釜石市民ホール、通称はTETTOだそうだ。命名の由来は不明である。
ここのホール、新築されたらしく快適な空間だった。
木と曲線が多用され目にも優しい。座席も現代風に少し余裕のある作り。
座面の色も一色ではなく、グレー、白、黒がバランス良く配置されてあった。
バルコニー席があり、そこに座ることにした。
![](https://kamotama.blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_0782-1024x1024.jpg)
今回のオーケストラは、様々な団体のメンバーが集まって構成されている。
アマチュアがほとんどだが、セミプロのような人も含まれるらしい。
もちろん地元の人もいるが、東京など関東から参加した人が多かったようだ。
皆さん自費でいらしたらしい。頭が下がります。
第一部がオーケストラで、第二部がオケと歌。第三部がミュージカル風となっていた。
クラシックの曲が多かったが、どれも一度は耳にしたことのある曲で、
クラシックコンサートにありがちな、詳しくない客が置いてけ堀をくうような感じにはならなかった。
むしろ、曲名が判明してありがたかった。
プロの声楽家の生歌を聞いたのは今回が初めてだったので、とてもいい経験ができた。
これらをたったの1,000円で聞くことができた。
復興のボランティアコンサートということで、この料金なのだろう。
良心的なのはうれしいが、果たしてこれで正解なのかは不明である。