不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心
石川啄木のこの歌の舞台となった場所である。
実は街のど真ん中に位置する。
現在では盛岡城という名称が一般的だが、創建当時は不来方城と呼ばれていたそうだ。
不来方(こずかた)とは この地域に古くからある地名
不来方とは、「鬼が二度と来ない方向」という意味があるらしい。
岩手県の名前の由来になった、三石神社の伝承とかかわりがありそうだ。
宮沢賢治も詩を詠んだ
宮沢賢治も晩年「岩手公園」という詩を詠んでいる。
季節や文学を感じられる公園として市民に身近な城跡公園だ。
実は冒頭の啄木の歌の碑が公園内にあるのだが、案内板には掲載されていない。
興味のある人はどこにあるか探してみてはいかがかな。